この2~3年、テレビ番組の大半をバラエティが占めており、いわゆる「お笑い芸人」さんたちの露出が増えて参りました。
私が子供の頃はと言えば、歌番組が多く、そのほとんどが歌謡曲。
ですから歌手の露出が多く、私にとっては、芸能人=歌手でした。
例えば、「スター誕生」
毎週何名かのチャレンジャーが出演して歌を歌い、作詞家、作曲家の審査員と、レコード会社のスカウトマンの評価で、
レコードデビューが決まるというものです。
この番組は多くの歌手を排出しただけでなく、視聴者にとっては
「もしかしたら芸能界へ」
という憧れもありました。
ハガキの応募枚数で、ランキングを決める「ザ・ベストテン」や、「ザ・トップテン」
自分が応援している歌手に、テレビで歌って貰いたい為、毎週100枚ものリクエストハガキを
書いたという話も聞いた事があります。
今週は誰が1位になるのか、ステージセットがどの様なものか、アイドル達の衣装、新曲発表と、
毎週ワクワクしておりました。
「8時だよ、全員集合」「カックラキン大放送」などのバラエティ番組でも、アイドル歌手が出演し、
コントや寸劇などの間に、歌を披露しておりました。
また歌手であっても、当然番組内のコントに参加され、正に「芸達者」な方々が
大勢いらっしゃいました。
多くの歌番組や、歌が歌われる番組が多いと、当然同じ歌手が何度も登場し、
同じ歌を何度も歌うので、大人も子供も覚えてしまいます。
ですから、「その時代を象徴する歌」というものが存在し、その歌は誰もが知っている歌でした。
現在の日本の音楽は、海外アーティストも混じって、多種多様となり、
歌の選択肢が増えました。
また、CDだけでなく、ネットからダウンロードする事で、携帯電話やクリップみたいに
小さいメディアに入れて、持ち歩けるようにもなりました。
みんなで楽しむ音楽から、個人が楽しむ音楽へと時代と共に日本の歌も変化し、
歌謡曲を耳にする事はなくなってしまいました。
ですが時々、みんなで楽しむ音楽、つまり歌謡曲が、無性に懐かしく感じられてしまいます。
家族でテレビを見ながら、歌手と一緒に歌える歌。
お友達と一緒に歌える歌。
今後、再びそのような歌が現れる事を願っております。
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